診療科 膠原病・リウマチ内科

診療概要

診療概要

太田西ノ内病院膠原病・リウマチ内科では関節リウマチ、膠原病、及びその類縁疾患の診断、治療を行っています。関節リウマチが疑われる症状(朝のこわばり、多関節痛),膠原病が疑われる症状(原因不明の発熱、易疲労感、関節痛、皮疹、レイノー現象)、膠原病が疑われる検査成績の指摘(赤沈亢進、高ガンマグロブリン血症、白血球減少、蛋白尿、抗核抗体陽性)がある方は受診をお勧めします。適切な診断、治療及び治療方針の提示をいたします。必要な場合は福島県立医科大学附属病院等にも紹介いたします。

主な対象疾患

  • 関節リウマチ
  • 若年性関節リウマチ
  • 悪性関節リウマチ
  • 全身性エリテマトーデス
  • 全身性強皮症
  • 多発性筋炎/皮膚筋炎
  • 混合性結合組織病
  • 血管炎症候群(結節性多発動脈炎、ウェジナー肉芽腫症、大動脈炎症候群)
  • シェーグレン症候群
  • ベーチェット病など

当院で行っている主な治療

関節リウマチの診断、治療;関節のX線、MRI検査を用いた早期診断・治療から難治性関節リウマチの治療、合併症の治療を行います。関節リウマチは治療の遅れや効果のない治療を続けると関節破壊が進行し、変形を来たすようになり日常動作が難しくなります。これを防ぐため早期にメトトレキセートなどの内服治療を行います。手術適応があれば、的確に判断し整形外科と連携して治療にあたります。

生物学的製剤;関節リウマチの関節の炎症に深く関わっているサイトカインを抑える抗体による治療です。現在抗TNF療法と抗IL-6療法とT細胞選択的共刺激調整剤があり、6種類の製剤が使用可能です。メトトレキセートで効果不十分の場合や、重症の場合に適応があります。

 全身性エリトマトーデスなどの膠原病の診断、治療;これらの病気は多彩な臨床症状を示します。診断には血液検査、尿検査、各種画像検査を組み合わせて行います。治療には副腎皮質ステロイド薬や免疫抑制剤が中心となり、重症例ではステロイドパルス療法、免疫吸着療法、白血球除去療法、大量ガンマグロブリン療法など強力な治療を選択します。