理学療法とは
病気やけが、加齢、身体の障害などによって運動機能が低下した状態にある人々に対し、運動機能の維持、改善、回復を目的にさまざまな運動や湿熱、電気などの物理的手段を用いて行われる治療方法です。
当院の理学療法
患者様の病状や身体の状態を適切に評価し、患者様にとって最適な理学療法治療プログラムを作成していきます。
病気や障害があっても自分らしく暮らしたいという患者様の思いを大切にし、日常生活動作の改善を図り、住み慣れた住まいや地域で安心して自分らしく暮らせることを共に目指します。
※退院に向けたご家族への介助方法の指導、福祉用具の使用方法や住宅改修のアドバイス など
理学療法の流れ
1.理学療法についての説明
理学療法について、どのようなことが行われるのかをご説明いたします。
2.理学療法評価
患者さんの目的にあった適切な理学療法治療プログラムメニューをご提供するため、入院前の生活状況などについておうかがいします。
身体の状況やできる動作、行いにくい動作などの確認を行います。
3.目標の設定
入院中の目標を患者さんと一緒に考え、治療プログラムとリハビリの計画を立案します。
リハビリの実施計画書をお渡しして、患者さん、ご家族に確認していただきます。
4.理学療法の実施
1回の理学療法は1〜3単位(1単位20分)となります。頻度や実施時間は、患者様の目標や体調、
リハビリの進行状況に合わせて決定していきます。
担当スタッフは代行のスタッフとなることがあります。
理学療法のプログラムや目標について分からないことがあれば、いつでもご相談ください。
5.再評価
必要時又は1ヵ月に1回再評価を行い、目標達成度の確認、治療プログラムの再検討を行います。
その都度、患者さんやご家族に改善回復した所や今後の見通しについてお話いたします。
※3〜5を繰り返し
6.終了
必要に応じて、退院後に利用される介護事業所や施設に対し、患者さんのリハビリ情報を送る場合があります。
スタッフ配置人数(2023/12現在)
○理学療法科:25名
【内訳】
○一般病棟:8名
○回復期病棟:10名
○外来:3名
○訪問リハビリ:3名
○通所リハビリ:1名(兼務)
○マッサージ:1名
資格取得(2023/12現在)
○呼吸療法認定士:4名
○福祉住環境コーディネーター2級:12名
○福祉住環境コーディネーター3級:2名
○認知症サポーター:19名
○介護支援専門員:3名
○がんのリハビリテーション研修修了者:7名
○セラピストマネジャー:1名
○臨床実習指導者研修修了者:17名
学会発表
2023年10月 | リハケア学会 | |
当院回復期リハビリテーション病棟における訪問リハビリへの連携指標について | 小林美智 | |
2023年10月 | リハケア学会 | |
マッスルスーツ機能訓練伸展モデルを使用し歩行ADLが改善した症例 | 鈴木裕美 | |
2019年 | がん理学療法カンファレンス | |
ICU 関連筋力低下(ICU-AW)を合併した悪性リンパ腫患者へのリハビリテーションの経験 〜発症直後や化学療法治療中も含め、継続した治療介入を行い在宅復帰した症例〜 |
田圭一 |
講演活動
2020年 2月 | 双葉町支援者支援(広域) | |
「ながら体操をしよう〜健康寿命をのばすためには〜」 | 鈴木 裕美 |