センター 脳神経センター

脳神経センター機能

脳神経センターは3つ診療科(脳神経内科・脳神経外科・リハビリテーション科)にて急性期医療、回復期リハビリテーション、慢性期医療など、あらゆる医療を提供しており、専門医・認定医 ※1 による診察を受けることができます。また当院の特殊性を活かしながら「患者様から信頼され、地域から愛される病院」を目指しており、充実したリハビリテーションにて高齢者・障がい者・神経難病等の患者さまに対して高度なリハビリテーション・在宅医療・看護・福祉を含む総合的なサービスを行います。

※1当院、脳神経センター医師が有する専門医資格

[日本内科学会・日本神経学会・日本脳卒中学会・日本脳神経外科学会・日本リハビリテーション医学会・日本頭痛学会]

主な専門外来

パーキンソン病専門外来

当院ではパーキンソン病の専門医の診察・治療を受けることが可能であり早期発見と早期治療、リハビリテーションを続けることで発症後も長い間普通の生活ができるようになってきています。

4大症状として①振戦(ふるえ)、②動作緩慢(動きのぎこちなさと反射運動の低下)、③筋固縮(関節の動きが固くなる)、④姿勢保持障害(転びやすいこと)が主な症状になります。初発症状は振戦が最も多く、次に動作の拙劣さが続きます。また、便秘や頻尿、発汗、易疲労性、嗅覚の低下、立ちくらみ、うつ症状、意欲の低下などの症状も起こることもあります。
CTやMRI検査により脳の異常を調べ、パーキンソン病以外の病状を除外します。その後、心筋シンチグラフィー等で基準により診断をします。

パーキンソン病の治療方法は進歩しており、今後根治的な治療が確立されることも期待されています。

自分自身や自分の周りの大切な人が少しでも不安に感じた際には気兼ねなくご相談下さい。

頭痛専門外来

頭痛の原因は様々であり、ひとりひとり症状も異なります。当院では専門医(日本頭痛学会)による適切な診察を受けることができます。患者さまの症状に対してMRI、CT、SPECT等にて検査をすることでより精密な診断、早期改善、薬の処方など生活水準の向上を目指します。

物忘れ外来

物忘れ(記憶障害)は認知症の最も基本的な症状の一つです。
物忘れ外来では、その人の物忘れが、自然な老化によるものなのか、病的なものなのかを診断し、その症状に応じた適切な治療を行います。
早期診断、早期治療により、認知症の進行を遅らせられることもあります。

症状が軽い段階のうちに認知症であることに気づき、適切な治療が受けられれば症状の進行をある程度抑えることができます。

また、入院時には認知症ケアサポートチーム(DST)により病棟スタッフと適切な治療を受けられるように環境調整やコミュニケーションについて検討し、安全に入院生活を送ることができ、不安なく退院を迎えられるようサポートを行います。

不安を感じている方・ご家族の方におかれましては、悩まず相談ください。