病院長挨拶
当院のご紹介
太田熱海病院は郡山市の奥座敷である磐梯熱海温泉街に太田診療所として昭和24年にスタートし、令和6年に75周年を迎えました。
当院は、地域に根ざした医療を提供するために、二次救急病院としての急性期医療をはじめ、急性期を脱した後の回復期医療や慢性期医療、さらには在宅医療をトータルに行っています。また、回復期リハビリ病棟と地域包括ケア病棟を併せ持つ病院として急性期治療を終えたポストアキュートの患者さんにも広く対応しています。
今後も当院は、「地域の医療」と脳神経内科を中心とした「専門性の高い医療」の両立に加え、急性期治療後の後方支援病院としての機能を充実させ、急性期から在宅まで地域と連携した幅広い医療サービスを提供することで、地域包括ケアシステムの中心として「地域完結型」医療を実現していきます。
地域医療を支援する病院としての特徴
今後の超高齢社会に向けて医療に求められることは「治す医療から治し支える医療」、「病院完結型医療から地域完結型医療」であり、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築が必要です。急性期医療だけではなく、急性期を脱した患者様の回復期リハビリテーション、在宅で介護を受けている患者様への訪問看護や訪問リハビリテーション、認知症を始めとする慢性疾患の患者様への継続的な関わり合いなどを、当院のモットーである「多職種連携とチーム医療」を活用し、地域から求められる役割を果たしていきたいと考えております。
また長寿国日本ですが、「平均寿命」と「健康寿命」には大きな差が生じつつあり、男性では9歳、女性では13歳と報告されています。この差を縮めるためには「予防医学」が重要であり、生活習慣病の予防、疾病の早期発見、健康増進を図るため、太田熱海病院の予防医学センターを大いに活用したいと考えております。
太田熱海病院は郡山市西部地区の基幹病院として太田西ノ内病院との連携を強化しながら、急性期医療、回復期リハビリテーション、慢性期医療、在宅医療などのあらゆる医療を提供し、またリハビリテーションが充実している当院の特殊性を活かしながら「患者様から信頼され、地域から愛される病院」を目指し、職員一丸となり頑張って参りたいと思います。
2024年6月 病院長 丹治 雅博
病院長 略歴
出身校
福島県立医科大学(1980年卒業)
資格等
- 日本胸部外科学会特別会員
- 心臓血管外科専門医
- 循環器専門医
- 日本外科学会認定登録医
職歴等
- 福島県立医科大学 第一外科入局(1980年)
- 福島県立医科大学心臓血管外科助手(1989年)
- Boston Children’s Hospital留学(1993~1994年)
- 福島赤十字病院 心臓血管外科副部長(1996年)
- 米沢市立病院 心臓血管外科科長(2002年)
- 太田西ノ内病院 心臓血管外科部長 / 循環器センター長(2005年)
- 太田西ノ内病院 副院長(2016年)
- 太田熱海病院 病院長(2019年)
- 太田看護専門学校 学校長兼務(2020年)
- 太田綜合病院 副理事長(2023年)
病院理念
理念
生命の尊厳を基本理念とし、地域住民の健康保持及び福祉増進に寄与することを自らの使命とします
基本方針
- 科学的根拠に基づいた良質な医療と介護を提供します。
- 患者様の権利を尊重し、安全と安心を確保するために医療体制と療養環境の整備に努めます。
- 地域に根ざしたプライマリーケアと救急医療を行います。
- 高齢者・障害者・神経難病等の患者さまに対して高度なリハビリテーション・在宅医療・看護・ 福祉を含む総合的なサービスを行います。
- 生活習慣病の予防、疾病の早期発見、健康増進を図るために予防医学センターを運営します。
患者の権利
- 私たちは、患者さんの人格を尊重し、基本的人権を守り、プライバシーを守ることに最大限の努力をいたします。
- 私たちは、最善の医療を平等に受ける患者さんの権利を尊重します。
- 私たちは、患者さんがご自身の病気について全てを知る権利を尊重します。
- 私たちは、患者さんがご自分の病気にかかわる検査や治療などを決定をする権利を尊重します。
- 私たちは、診療の結果について、患者さんが他の医師等の意見を求める権利及び患者さんが病院(医療機関)を選択し、変更する権利を尊重します。
- 私たちは、私たちの使命を自覚し、職階をこえた良い人間関係の中で最善の医療チームを作り、常に国際的な視野に立って専門知識や技術の向上に努め、最高の医療を提供できるよう努力いたします。