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睡眠と肥満:睡眠時無呼吸症候群のリスク

睡眠時無呼吸症候群のリスク
 睡眠時無呼吸症候群を放っておくと、動脈硬化が悪化するとともに、心筋梗塞や脳梗塞から早死することも考えられます。また、SAS特有の眠気は事故の元になります。 

交通事故・労災  

 睡眠時無呼吸症候群は睡眠中何回も目を覚まします。重症な場合1時間の睡眠で100回以上、一晩では800回以上目を覚まします。このことは、眠気は重症になるほど強くなりますから、高率に交通事故や労働災害を引き起こすようになるわけです。 

 睡眠時無呼吸症候群では交通事故を起こす確率が健康な人に比べ2〜7倍にも増加します。このような背景から、2003年からは運転免許の取得や書き換え時期に、眠気のアンケート調査を受けるようになり、理論上、眠気を引き起こす睡眠時無呼吸症候群などを早期に発見できるようになりました。

危ない!!
睡眠時無呼吸症候群と生活習慣病 

 睡眠時無呼吸症候群には、高血圧、高脂血症、糖尿病といった生活習慣病を高率に引き起こすことが知られています。逆に、高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病になると、睡眠時無呼吸症候群を伴いやすいことも明らかになりました。

 具体的には 睡眠時無呼吸症候群の50〜80%に高血圧を伴うこと、また高血圧の30〜50%に睡眠時無呼吸症候群を認めます。さらには、睡眠時無呼吸症候群を適切に治療すれば、血圧を下げることができます。 

 高脂血症は睡眠時無呼吸症候群の30〜50%に見られること、睡眠時無呼吸症候群の治療を行うと悪玉コレステロールが下がり動脈硬化が予防できます。また、睡眠時無呼吸症候群は糖尿病も引き起こすと同時に、適切な治療は糖尿病の改善につながります。 

 重症SAS患者さんが治療せずに放置すると生活習慣病などで数年後には40%ほどの方が死亡したというデータが出ています。ですので、SASを治療することは生活習慣病の改善にもつながります。適切な治療を行うようにしましょう。

グラフ

                

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