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新型コロナウイルスワクチン接種について-糖尿病内科通院中の皆様へ- - 糖尿病センター

感染症から身を守る取り組みについて

糖尿病患者さんは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)含めた多くの感染症が重症化したり、感染をきっかけに死亡したりする危険性が高いことが知られています。特に、血糖コントロールが不良な場合、COVID-19を含む感染症が重症化しやすくなります。
皆様が自ら感染症から身を守るための取り組みとして以下の4つが挙げられます。

血糖コントロールを改善し、免疫力を高めるための食事/運動習慣
(当センターホームページの「自己管理教育支援」を是非ご確認下さい)
三密回避
マスク着用
手指衛生(20秒以上の石鹸手洗い、または手指洗浄剤使用)

我が国でもファイザー社製新型コロナウイルスワクチン接種が、2021年2月17日から医療従事者より始まり、4月には高齢者へも開始されています。上記の4つの取り組みに加えて、新型コロナウイルスワクチン接種は皆様をさらにCOVID-19発症や重症化から守るのに役立ちます。一般に、COVID-19重症化の危険性の高い糖尿病患者さん、特にインスリン治療中、肺、心臓、腎臓疾患合併や高齢者では、ワクチン接種による利益がより大きいと考えられます。
なお、現時点(2021年4月)では、ワクチンの日本人での詳しい有効性、感染自体の予防や感染拡大を防止する効果は不明のままですので、引き続き上記の4つの身を守る取り組みの継続が必要です(ワクチン接種後も感染し、無症状のまま周囲に感染を広めてしまう可能性が残っています)。

ワクチン接種のご判断について

ワクチン接種は国と地方自治体による事業となります。
日本感染症学会ワクチン委員会の提言*のみならず、欧米の代表的なガイドラインでも、糖尿病患者さんにはワクチンの優先接種が推奨されていますが、注意点や副反応にはどうしても個人差があります。
 
あらゆる薬剤同様にワクチン接種にもリスクがあります。予防接種を受けることができない、又は受けるに当たり注意が必要な場合など厚生労働省の説明書**もご確認の上、ワクチン接種を受けるかは、利益とリクスを適切に評価して各自でご判断することが求められています。
 

【参考資料】
 * 日本感染症学会ワクチン委員会の提言はこちら(PDF)
 ** 厚生労働省のファイザー社製新型コロナウイルスワクチンについての説明書はこちら(PDF)

副反応出現時の注意点について***

ファイザー社製新型コロナウイルスワクチン接種後の主な副反応には、注射した部分の痛み、頭痛、関節や筋肉の痛み、疲労、寒気、発熱等があります(それぞれ10-50%以上)。一般に、疲労感、関節痛や発熱などは、1回目より2回目の方がより高頻度で出現します。
上記症状より頻度は低い(1-10%)ですが、吐き気や嘔吐も出現する場合があります。
食事が摂取できないなど体調不良時は、当センターホームページの「シックデイ時の対応」を是非ご確認下さい。
 
なお、ワクチン接種後の副反応に関して、短期間に当科へ多数のお問い合わせや受診希望が集中した際、ワクチンを受けた医療機関様等でのご対応をお願いする場合がございます(ワクチン接種会場等でも副反応出現時の問い合わせ先をご確認下さい)。
 

【参考資料】
 *** 厚生労働省からのファイザー社製新型コロナウイルスワクチン接種後の注意点はこちら

【文責】糖尿病センター 杉本 一博(2021年4月19日)

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