センター・部門 唇裂・口蓋裂センター

診療内容

口唇裂、口蓋裂の発症率は500~600人に1人と言われていますので、けっして少ない疾患ではありません。

手術はもちろんのこと、歯・咬合(かみ合わせ)、言語(ことば)、耳・鼻など治療すべき多くの問題をかかえており、それらの観察や治療はそれぞれの専門家によってなされるべきです。

当院では、以下の各分野専門家による統一した診療をめざしております。患者さまやご家族が安心して診療を受けられ、また各専門家がお互いに理解できるようにするために、診療手帳を作成しております。

各担当の役割

  • 形成外科:主に手術を担当します。
  • 小児科:全身の諸問題の管理、遺伝相談などを担当します。
  • 一般歯科:虫歯の予防・治療、手術前後の口腔ケアを担当します。
  • 矯正歯科:手術前の顎矯正、その後の咬合。歯並びの治療を担当します。
  • 耳鼻咽喉科:中耳炎・鼻炎などを担当します。
  • 言語療法科:言語の発達、指導を担当します。
  • 栄養部:発達時期にあった献立、手術後の食事のアドバイスを担当します。
  • 医療相談室:いろいろな制度を活用して安心して治療ができるように援助いたします。
  • 臨床心理室:知能テスト、心理問題へのカウンセリングを担当します。

当センターの歴史

  • 太田綜合病院には太田記念病院(現在閉院)、太田熱海病院、太田西ノ内病院の主な医療機関があります。
  • 1973年から太田熱海病院(旧 熱海総合病院)にて口唇裂・口蓋裂の診療に携わってきました。
  • 1992年に集学的治療を目的に同院に唇裂・口蓋裂センターが開設されました。
  • 2016年にそのセンターを引き継ぐ形で、当院に口蓋裂センターが開設され、現在診療にあたっております。
  • 現在までに500人以上の患者さまの診療を担当しております。

患者さんへの一言

患者さま、ご家族さまに常に寄り添い、最良かつ最新の医療を提供させていただきます。