センター・部門 血液疾患センター

血液疾患センターは1989年11月に発足して以来、血液疾患全般にわたって診療を行なっております。入院の場合は主に白血病や骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの造血器悪性腫瘍の治療を数多く手掛けておりますが、再生不良性貧血や血小板減少性紫斑病(ITP、TTP)、溶血性貧血などの疾患において入院治療が必要な状態にある場合も当センターに入院していただき治療を行っております。

治療

造血器悪性腫瘍の治療は、数種類の抗悪性腫瘍剤を組み合わせた多剤併用化学療法が中心です。私共は他の医療機関とも連携しながら、全国の多くの専門施設と同様の標準的化学療法を主として行っております。またJALSG(Japan Adult Leukemia Study Group)やLSG(Lymphoma Study Group)などの全国の臨床治療研究グループにも参加しており、新たな標準的治療法の確立やその成績向上に貢献すべく臨床治験などにも取り組んでおります。ただし抗がん剤は個々の薬剤がそれぞれ強い毒性や様々な副作用を有していることも多いため、標準的治療だけではなく実際に治療を受けられる患者様の病状に合わせて、標準的な治療をもとにひとりひとり治療計画を立案し、実施致しております。

環境

2002年4月には太田西ノ内病院5号館のオープンに伴い、病棟を5号館の7階に移転致しました。同時にNASA基準クラス100の無菌病室1床を含む無菌病床を12床に増床し、感染症のリスクを軽減して白血病に対する強力な化学療法や再生不良性貧血などにおける抗胸腺細胞グロブリン等の免疫抑制療法が安心して行えるように更なる充実を図りました。また白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄種などの疾患に対しては、自己末梢血幹細胞移植療法および血縁者間同種末梢血幹細胞移植(ミニ移植も含む)も無菌病床の増床に伴って移転前よりも一層積極的に取り組んでおります。