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食中毒と衛生管理

太田西ノ内病院 栄養部

食中毒とは?

食中毒とは、有毒な微生物や化学物質を含む飲食物を食べた結果生じる健康障害です。多くは急性の胃腸障害(おう吐、腹痛、下痢などの症状)をおこします。

【食中毒予防の三原則】

●付けない
 原材料、調理器具は清潔なものを使用し、調理する場所や担当者も清潔にして食品を取り扱う。
 
●増やさない
 調理・加工は迅速に行い、計画的に材料を仕入れて、設備の能力に応じた調理・加工をする。
 また、冷却をして細菌の活動を抑える。
 
●殺す
 加熱をして、食材料や調理品から細菌を死滅させる。

食中毒の種類と病院物

食中毒の種類と病因物

【衛生管理のポイント】

●食材を扱う前には、まず手洗いをする。
●冷蔵庫・冷凍庫は温度をチェックして適温で保存する。
●まな板・包丁は食材(肉・魚・野菜・仕上げ等)で区分し、使用前に除菌する。
●ふきんや台拭きは、こまめに洗い・漂白して清潔にする。
●加熱調理の食品では中心部まで充分火を通し(85℃で1分間以上)、調理後はそのまま放置し
  ない。

 
 

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