太田西ノ内病院 リウマチ科
膠原病と聞くと難病のイメージが頭に浮かびますが、膠原病は種々の病気の総称で、病名・病態により症状・治療・病気の経過が異なります。
特徴としては、@発熱・体重減少などの全身症状を伴う。A複数の臓器が障害される。B再燃と寛解を繰り返す。C種々の自己抗体が証明され、免疫機構の異常が認められる。D家族的、遺伝的素因の存在などがあり、一口で説明すれば多臓器障害を示す全身性炎症性疾患ということになります。つまりいくつかの臓器障害症状と全身症状をあわせもった患者の場合、膠原病を疑うことになります。
膠原病の症状として多いものを以下に挙げます。発熱,関節痛,筋痛,レイノー現象(寒冷などにより手指が蒼白になる),口内炎,脱毛,皮膚症状(紅斑、発疹),肺症状(咳、痰、呼吸困難、胸痛),腎症状(血尿、蛋白尿),神経症状(知覚異常、麻痺)など。このような症状、検査異常を複数指摘されている方は太田西ノ内病院リウマチ外来でご相談ください。
最後に代表的な疾患名(病名)を挙げておきます。全身性エリテマトーデス,強皮症,皮膚筋炎/多発性筋炎,多発性動脈炎,多発血管炎性肉芽腫症,大動脈炎症候群,リウマチ熱,関節リウマチ,シェーグレン症候群,ベーチェット病など。
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